住友林業は断熱性能が低い?実測UA値・ηAC値を公開

住友林業の魅力

こんにちは。住友林業で注文住宅を建てて、もうすぐ1年になるkakuです。

「住友林業は断熱性能の数値を公表していないから不安」という声を、検討中によく見かけました。私自身も、カタログの言葉だけでは実際の性能がどれくらいなのか判断がつかず、モヤモヤした記憶があります。

我が家は第三者機関による評価であるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)を取得しているので、今回はその実績数値をそのまま公開します。あわせて長期優良住宅の認定も受けているので、客観的な指標として参考にしていただければと思います。

第三者評価で見る、住友林業の断熱・省エネ性能
スポンサーリンク

BELSとは何か

BELSは、国が定めた基準に基づいて、第三者機関が住宅の省エネ性能を評価・表示する制度です。星の数などで分かりやすく表示されることが多く、ハウスメーカーの自己申告ではなく客観的な評価であることが特徴です。数値が公開されているだけでなく、第三者のお墨付きがあるという点が、カタログスペックとの大きな違いだと感じています。

エネルギー消費性能の実績

我が家のBELS評価における、エネルギー消費性能(一次エネルギー消費量)の実績は以下の通りです。

条件削減率BEI値
再エネなし41%0.59
再エネあり53%0.47
再エネあり(自家消費分+売電分)70%0.30

BEI値は「1.0」が国の省エネ基準ラインで、数値が小さいほど省エネ性能が高いことを意味します。太陽光を使わない状態でもBEI0.59(41%削減)というのは、標準仕様のままでかなり優秀な部類に入る数値です。さらに太陽光の自家消費・売電を含めるとBEI0.30(70%削減)まで下がり、太陽光の有無で数値がここまで変わるのかと、自分でも改めて驚きました。

我が家の太陽光パネル
太陽光あり・なしでここまで変わるエネルギー消費性能

断熱性能の実績

続いて断熱性能です。我が家の実績値は以下の通りでした。

  • UA値:0.42
  • ηAC値:1.3
  • 断熱等性能等級:6(国の基準は等級4)

国の基準と比較するとどれくらい優れているのか

断熱性能の基準値は、地域区分(1〜8地域)によって異なります。我が家が建っているのは「6地域」に該当するエリアです。6地域における等級ごとの基準値は以下の通りです。

等級UA値基準ηAC値基準備考
等級4(国の最低基準)0.87以下2.8以下2025年4月から新築の義務基準
等級5(ZEH相当)0.60以下2.8以下ZEHの断熱基準
等級6(HEAT20 G2相当)0.46以下2.8以下我が家はこのクラス
等級7(HEAT20 G3相当)0.26以下2.7以下現状の最高等級

我が家のUA値0.42は、等級6の基準(0.46以下)を上回る数値で、最高等級である等級7(0.26以下)にはまだ届かないものの、そのすぐ手前まで来ている水準です。国の最低基準である等級4(UA0.87)と比べると、半分近い数値になっています。

ηAC値についても、基準値2.8に対して我が家は1.3と半分以下で、夏の日射熱の入りにくさという面でもかなり優秀な数値だと言えそうです。

UA値0.42を実現した断熱仕様

ZEH水準の断熱性能を達成している

我が家は、狭義の「ZEH(エネルギー収支を実質ゼロにする住宅)」の認定そのものは取得していませんが、断熱・省エネ性能の面では、ZEHの基準を満たす「ZEH水準」を達成しています。

正確に言うと、ZEHの定義には太陽光などの創エネを含めたエネルギー収支の相殺(実質100%削減)が条件として含まれますが、我が家の実績は再エネありでも削減率70%にとどまっており、完全なネットゼロには届いていません。ただし、断熱性能自体はZEH基準を大きく上回る等級6水準にあるため、「省エネ性能としてはZEH相当以上、エネルギー収支としては道半ば」というのが正確な立ち位置です。

なお、長期優良住宅についても認定を取得済みです。耐震性・耐久性・省エネ性など複数の項目で国の基準を満たしていることの証明になるので、断熱性能だけでなく住宅全体の品質としても、一定の客観的な裏付けがある状態だと考えています。

数値と実際の体感のギャップについて

ここまで数値だけを見ると「かなり快適な家」に思えるかもしれません。正直にお伝えすると、住み心地には非常に満足している一方で、以前の記事でも触れた通り、夏場の2階の暑さは実際に気になっています。断熱性能が高いからこそ、一度こもった熱が外に逃げにくいという側面もあり、数値の良さがそのまま体感の快適さに直結するわけではない、というのが率直な実感です。

数値はあくまで住宅性能を客観的に判断する材料の一つであり、間取りや窓の配置、日射のコントロールなど、他の要素との組み合わせで実際の快適さが決まるのだと感じています。

数値だけでは分からない、実際の暮らしの体感

これから断熱性能を気にする人へ

  • カタログの言葉だけでなく、BELSなど第三者評価の実際の数値を確認・比較する
  • UA値やηAC値は、必ず建築地の地域区分の基準値とセットで確認する
  • 「ZEH水準」と「ZEH認定」は意味が異なるため、言葉の定義を混同しないよう注意する
  • 数値が良くても、間取りや窓の配置次第で体感の暑さ・寒さは変わりうることを理解しておく

まとめ

  • エネルギー消費性能は、再エネなしでBEI0.59(41%削減)、再エネあり(自家消費+売電)でBEI0.30(70%削減)
  • 断熱性能はUA値0.42・ηAC値1.3で、6地域の断熱等性能等級6の基準を上回る水準
  • 断熱・省エネ性能としてはZEH水準を達成、長期優良住宅の認定も取得済み
  • 数値は優秀でも、夏場の2階の暑さなど体感とのギャップは実際に存在する

住友林業は断熱性能の数値を積極的に公表していないハウスメーカーではありますが、実際に第三者評価を取得してみると、大手ハウスメーカーとしてはかなり高い水準の性能だったというのが我が家の実績です。この記事が、断熱性能を気にして検討している方の判断材料になれば嬉しいです。

プロフィール
kaku

おすみりんハウス⁂住友林業34坪の家⁂

都内IT企業勤務。妻と男児2人の4人家族です。2024年8月に住友林業と契約し、2025年9月に入居を開始しました。我が家のコンセプトは緑が溢れ、家族みんなが帰りたくなるジャパンディな空間。
家づくりの質問などはInstagramのDMまでお気軽にどうぞ!できる限り丁寧に回答させていただきます。

kakuをフォローする
住友林業の魅力
スポンサーリンク
シェアする
kakuをフォローする
タイトルとURLをコピーしました